こんにちは。ギボンヌです。
私は巻き爪を治すために色々と試して、かなり回復してきている状態です。
巻き爪のケア、治療について、色々と取り組んできました。
やってきた中でわかったことがありました。
本気で巻き爪を治そうとしている人にはあまり遠回りしないでほしいとおもうので、私の経験をシェアしたいとおもいます。
それと、巻き爪って、自覚がないくらいの軽度のうちから手を打っておいた方がいいと強く感じています。
まだ、痛みがない巻き爪は軽度のうちにカラダを整えて、未来に巻き爪が悪化していかないようにしておくことがおすすめです。
私は痛みがすごくあるわけではなかったのです。
だから悪化してしまっていることに気づくのが遅くなってしまいました。
同じようなケースの方や巻き爪で悩んでいらっしゃる方にお役に立てれば嬉しいです。
巻き爪で足の親指が痛い!自分で自宅で簡単な治し方はある?
巻き爪が痛くなっている状態で、自分で自宅でしかも「簡単に」治す方法というのは、ぶっちゃけありません。
いきなり残念なお知らせですが、巻き爪治療は自分でやると「簡単」ではありません。
それにすごく治療に時間がかかります。(巻き爪専門のサロンだとしても時間がかかります)
爪が伸びる時間が必要だからです。
これは私がやってみて痛感しているところなのです。
ですから、「早く治したい!」「痛くて歩けない」という方には巻き爪を専門的に取り扱っている病院で手術することをお勧めしたいと思います。
友人は手術で治療して回復も早かったと言います。
私は自分の巻き爪は軽度だと思っていたので治療し始めた当初は巻き爪専門のサロンにいきました。
「軽度の巻き爪なので半年くらいで治るでしょう」
と言われました。
ですが、自分で取り組んでみてわかったのは「全く軽度の巻き爪ではなかった」ということでした。(これについては後ほど説明します。)
そんなわけで、かれこれ5年ほどの時間を巻き爪の治療に費やしています。
私は「巻き爪を治したい」と感じる人は、おそらく軽度の巻き爪の人は少ないとみています。
いわゆる「軽度」の人は無自覚で自分が「巻き爪」だとは思っていないでしょう。
巻き爪の治療は自分で治すにしても、病院で手術するにしても、巻き爪専門のサロンて治療をするにしても、「自分で治す」という意志は必要だと思います。
「巻き爪」は人任せでは治るものではないからです。
巻き爪で足の親指が痛い!自分での治し方実録
私が巻き爪と自覚してから治療していく経過について書きます。
ちなみに巻き爪に気づいていなかったころの写真があります。
巻き爪もですが、肥厚爪というカスカスに分厚くなる爪になっていました。
巻き爪を自覚した
巻き爪を自覚したのは意外と遅いです。
カラダを整えるために友人に全身の写真を撮ってもらっていたときに、巻き爪より先に浮指を指摘されたことにショックをうけました。
そして、浮いている指を地面につけようとすると、初めて足の親指が痛いことに気づいたのです。
そしてよく見ると爪が巻いていました。
それだけではなく、爪が分厚く黄ばんでいることに気づきました。
それで「巻き爪を直さなくては浮指は治せないぞ」と思ったのです。
それまでの7年くらい、冷えとり健康法をやっていたので靴下を幾重にも重ねて過ごしていました。
私は靴下の厚みで、指が着地しているかもわからなくなっていました。
それに、自分の素足をみることが少なくなっていたために巻き爪の悪化に気づくのが遅くなってしまいました。
巻き爪と外反母趾と浮指とX脚とストレートネック
それから巻き爪についても少しずつ考えるようになってきました。
どうやら、足指が浮いていると巻き爪を起こしやすいということがわかってきました。
巻き爪に悩んでいる方は、真っ直ぐに立って、誰かに足指がしっかりと地面についているか?を確認してもらってください。
できれば写真を撮ってもらうといいと思います。(自分では確認できません)
なぜなら、自分では足指を着いているつもりだし、疑いがないのです。
でも足指が着いていない事実から目を逸らすと巻き爪は治すことができません。
私は浮指と外反母趾の状態から巻き爪が起こっていたのは観察していてわかりました。
そして、その浮指と外反母趾は、X脚につながっていました。
X脚はストレートネックや巻き肩(それに付随する手の痺れや握力低下)とも繋がっていたのです。
これは人によって違うと思います。それでも巻き爪は全身の結果だと思います。
巻き爪という末端の状態はカラダの状態と動きからつながっていました。
大股歩きをしていたことや、膝より足が開き気味になっていたことも外反母趾を助長していました。
巻き爪という爪先の小さな部位を治療するためには、全身と動き方という大掛かりな改良が必要だということがわかったのです。
巻き爪を治すために取り組んだこと
私は巻き爪に気づく前からカラダを整えることを始めていました。
全身の動きが巻き爪という末端のカタチを生んでいたという意味でも、巻き爪を自覚する前から取り組んでいたことは有効なものでした。
ですから気づく前から取り組んできたことも書きます。
カラダ全身と動き方の大掛かりな改良が必要だと言っても、どうすればいいかわかりませんでした。
私が片っ端から巻き爪を治すために取り組んでみたことを順を追って書いてゆきます。
※あまり良くなかったものも含めて
コットンパッキング
巻き爪の初期のケアで検索すると出てくるのはコットンパッキングですよね。
私もやってみました。
風呂上がりに爪が柔らかいうちに綿球を爪の先の両サイドに挟んで食い込まないようにするというものです。
これが、結構痛いのですよね。
爪は食い込まないような気はしますが、肉に綿球が食い込んで痛い。
その割には効果はあるの?な感じ。
※実際、私は軽度の巻き爪に見えて治療をしていくなかで軽度ではないと分かったので、コットンパッキングで対応できるようなものではありませんでした。
ドクターショールの巻き爪クリップ
色々ケアグッズを検索して、試したのは 「ドクターショール」の「巻き爪クリップ」です。
これはAmazonで買いました。
4000円くらいするんですよね。
ケアにしては高い。
でも、治したい!と思ったので思い切って試しました。
で、届いて驚いたのは、1つで(片足で)4000円弱ということなんですよ。
両足の親指の爪につけるなら、8000円ほどかかるということになります。
まぁまぁ、しますよね。
しかし、背に腹はかえられません。
私は2個買いました。
で、試したんですが。
巻き爪が巻いてるために爪のサイズ選びが難しいのと、爪の厚みが分厚すぎると挟めません。
少し厚みを整えてからつけました。
サイズがあってなくて、片方のアーチごとに広げる感じでした。
これは爪の先限定ですが、それなりにひろがります。
外れやすいので、テープなどて固定した方がいいです。
私はすぐに1つ、また1つと無くしてしまいました…。
8000円…長期的ためせませんでした。
※後にこれくらいで改善されるような軽い巻き爪ではないことを思い知ることになりました。根元から広げないといけませんでした。
外反母趾治療のためにドイツ式フットケアへ
外反母趾の治療について調べると、ドイツ式フットケアというのを見つけました。
テーピングで外反母趾を改善するというものでした。
巻き爪と外反母趾は関係が深いです。
このドイツ式フットケアには3か月くらい通ったのですが、マッサージなどもされますが、主にはテーピングでした。
そのテーピングも何日もつけるわけではないので一時的なものでした。
それに、下手な人が貼ると、とても歩けたものではありませんでした。
残念ながら商業的な感覚が強く、治療というには手ぬるい感じでした。
ここではほとんど改善されることはありませんでした。
ヒモトレ
全身をなんとかしようとしていたときに出会ったのはヒモトレでした。
ヒモトレは手芸用の丸ヒモをゆるゆるにカラダに巻いたり、ヒモをガイドにしてカラダを動かしたりします。
このヒモトレはカラダ全身と動き方の改良にはすごく効果的でした。
実は、ヒモトレの体操をちょこちょこやりながら、「ヒモパン 」と「タスキ」という巻き方を2か月ぐらい巻いたり巻かなかったりしながら過ごしていたら、X脚と猿手が改善されたのです。
私は足も腕も反りすぎる傾向が強かったのです。
こういうカラダの強い癖にアプローチできるものは貴重だと思います。
脱ゴム紐(ゴム紐症候群)
ヒモトレを始めてから、衣服のゴム紐がカラダに与えている影響の大きさに気付くようになりました。
そのときにゴム紐症候群という言葉をしりました。
衣服のゴム紐の影響でカラダに不調を起こしている可能性について研究しておられた見元医師という先生がおられたのです。
ゴム紐症候群についてはこちらをご覧ください。
子供の時ほど肌に弾力があるわけではないですから、影響も受けやすいのでしょう。
ゴム紐の影響を一度除外してみることにしました。
下着、衣服、すべてのゴム紐をとっぱらいました。
それまでの私はスタイルの崩れを気にして、補正力のあるキャミソールなども着ていました。
冷えとりのためにレギンスや腹巻、靴下、レッグウォーマーなど、ゴムだらけでした。
全てをやめると、カラダの力みが抜けやすくなり、ストンと立ちやすくなりました。
肩こりや頭痛があるかたはお勧めです。
めちゃくちゃ楽になりますよ。
それに全身がめぐって冷えにくくなりました。
巻き爪の治療にはこの「めぐり」は大切だと思います。
MANSANDALS(マンサンダル)と裸足
ヒモトレをやりだしてから、ヒモトレを学んだ辻先生からのアドバイスで、冷えとりソックスをやめることにしました。
夏場でしたが、冷房が怖くて脱ぐのが怖かったのに、裸足になってみたら全然寒くなかったのです。
それからは素足や靴下を履いても一枚にしました。
履き物はSOUSOUの運動足袋を履いたりしていましたが、さらに裸足に近くなる必要を感じて、「裸足に最も近いサンダル」であるマンサンダルを作りました。
足指(足そして全身)を解放する必要を感じたからです。
私は重ねた靴下や窮屈なシューズなどを無理して履いていたので足指が外反母趾、内反小趾になり固まって動きが悪くなっていたのです。
その上、モートン病という足から脳天まで電流のように痛みがはしる症状もでるようになっていました。
足を自由にすることが先決だと感じたのです。
マンサンダルについての記事はこちら↓
そして、私がMANSANDALSになったことは自分が巻き爪であることを自覚するのには大きな変化でした。
何しろ自分の足指をこれまで見てこなかったのに、常に目に入るのですから。
爪が気になって足や足指、そして巻き爪を観察するようになりました。
この、自分で観察することは巻き爪の治療を自分でやっていく上ではとても大切なことだと思います。
MANSANDALSになってから半年ほど経って驚いたのは、分厚く黄ばんでいた爪が薄い透明感のある爪に順次生え変わってくることでした。
足の親指以外は巻き爪という自覚がありませんでしたが、他の指も巻き爪になっていたのだと、生え変わってきてから気づきました。
私はおそらく生まれつき小指の爪が小さくてコロコロだったのですが、現在は右側の小指は薄くて幅の広い爪に生え変わってきています。
左の小指はもう一息です。
小指は爪への直接のアプローチはしていません。
子供のころから親譲りの生まれつきの爪だと思っていた爪でもカラダの使い方や歩きかたを変えると、爪の形は変わることを知りました。
だから、カラダの使い方を学び直すことは巻き爪を治すためには必須と痛感したのです。
巻き爪専門のサロン
MANSANDALSになってから爪が生え変わってきてはいたのですが、肝心の足の親指の巻き爪はどうにも変わりませんでした。
足の親指の巻き爪は、巻き爪専門のサロンで矯正を受けてみることにしました。
ケアグッズに片足4000円両足で8000円をアッサリ無くしてまた購入して、結局16000円程をつぎ込んでしまった私は、巻き爪専用サロンの片足に5000円くらいかけることの価値を考えなおすようになったのです。
グラスファイバーという「B/Sブレース」という透明のプレートを貼り付けるという治療を試してみることにしました。
爪グラスファイバーを貼るのには1爪5,000円くらいでした。
一度グラスファイバーを貼り付けたら1カ月くらい保ちます。
私の巻き爪を見てもらうと、「軽度だから二度ほどで改善されるだろう」と言われました。
(※プロが見ても軽度にみえる巻き爪だったのですが、実際は軽度ではなかったことは後でわかりました。)
このグラスファイバーのプレートは片足に一枚ないし、二枚はりつけます。
これは、結構グイッとひろがります。
でも、痛くなりすぎないように爪によって強度を加減する感じですね。
そこはプロの見極めでしょうか。
分厚い爪はそれなりの強度で広げないとひろがりにくいですね。
透明なので夏場でも目立たないのがいいです。
この上からマニキュアをぬることもできます。
剥がれたりするとメンテナンスしてもらって、長くつけていられるので、効果もしっかりあるのも魅力。
私は爪の厚みがかなりあったので、爪がなかなか伸びなくなっていて、一度貼るとかなりの期間貼ったままでした。
このグラスファイバーではかなり広げることができました。
けれども爪が分厚くなると、伸びるのが遅くなるようです。
一枚の爪の中でも人差し指側と正中側で伸びる速さが違いました。
「軽度の巻き爪だから半年くらい、うまくいくと3か月くらいでかなり良くなるでしょう」
と言われていましたが、思うように進みませんでした。
自分で巻き爪を観察していると、そういうわけにはいかない感じがしました。
その巻き爪専門サロンの対応があまり好きでなかったこともあり、半年で行くのをやめました。
自分で巻き爪矯正をする
ネットで調べていると、巻き爪専門サロンで使っていたようなグラスファイバーの矯正器具が売られていることに気づきました。
巻き爪専門サロンでの作業をずっと観察していたので、自分でも出来そうだと思って、やってみることにしました。
私は歯科技工士なので、接着剤や硬化剤や研磨器などは身近にあるのです。
(※注意 あくまでも自己責任でやってるのでプロに任せるのが間違いがないです!)
グラスファイバーを接着剤で付けると矯正されていきます。
巻き爪専用サロンでは「軽度だから二回ほどで改善しそう」と、言われていました。
けれど、自分で取り組んでいくうちに私の巻き爪はそんなに甘いものではないということに気づきました。
ここまで広がれば「治ったのでは?」と思えるところまできて、さらに肉に巻き込むように爪が埋もれていることに気づいたのです。
奥の方にホッチキスの針状に折れ曲がって巻き込んでいる部分が見えてきたのです。
正直、震えました。
そのホチキス状は、爪の根元から曲がっているんです。
これがまだ巻いていたときはどうなっていたのかを考えるとゾッとしますね。
表面の巻いているアーチだけなら軽く見えましたが、爪のサイドが矯正されて広がってきてみると、ホッチキスの真のように3段階に折れ曲がっていたのです。
嵌入爪になっている側は、痺れています。
もし、痺れがあるなら嵌入爪かもしれません。
このホチキス状態は足指がつかえるようになったとしても物理的に自然に治らないでしょう。
足指を地面についた圧でさらにホチキスが折りたたまれてしまうだけだからです。
このホチキス状が埋まっていることに気づかずに「治った」としてしまうと、完全には治らないだけでなく、物理的にはまた食い込んで再発していくことは想像できます。
サロンでの治療にしても、自分でやるにしても、しっかり自分の爪の状態を自分で観察することをお勧めします。
そして、足指が着地する圧で爪が自然に広がる角度になるまでは途中でやめないようにすることが重要ですよ。
ちなみに、自分でグラスファイバーを貼れるようになったからといって、治療が早くなることはありません。
巻き爪の治療は待つ時間が長いのです。
グラスファイバーは爪が伸びないと貼れません。
爪が伸びるのを待つ時間や、爪を休ませる時間も必要です。
それを持っていると、巻き爪の矯正には時間がかかります。
結局私は間を空けながら4年ほど費やしています。
現在、私の巻き爪は見た目は巻き爪にみえないくらいになってきましたが、まだ嵌入があるようで、親指の内側は痺れがあります。
爪の成長も内側と外側で速さが違います。
私の治療の完了は、爪の成長が、均一になって痺れが無くなった状態だと思います。
*2023年5月の爪の状態です。
動き方が代わると、肥厚爪も薄くなります。
巻き爪サロンでの治療前後の写真というのがよくネットでも見られますが、分厚いまま広がっただけのものが多いです。
けれども、そこからの方が治療のキモだと思います。
【追記】足半が巻き爪にいいようだ!
ときめき和稽古の守伸二郎先生から教えていただいた「足半」も巻き爪にいいようです。
2023年から家で履いています。
爪が広がってきたように感じています。
足半は握り込むのがキモです。
足半は間違えたものが多く出回っていますが、私は足半屋さんの竹の足半を愛用しています。
足半屋さんの足半は守伸二郎先生が太鼓判をおしています。
私も足半について明確に理解ができなかったのが、守伸二郎先生のお陰で足半を活用できるようになりました。
巻き爪で足の親指が痛い!自分で治すのに必要なこと
巻き爪の治療は余程軽度でない場合は2つの方向からのアプローチが必要です。
爪へのアプローチだけでも、カラダへのアプローチだけでも完全に治療することは難しいと思います。
①巻き爪を治す「爪」へのアプローチ
巻き爪は地面に着く圧より、爪が巻く圧が強い場合にカーブがきつくなり、巻き込んでいきます。
この爪のカーブを平らにしてゆこうと直接爪に機械的に働きかけることが爪へのアプローチです。
巻き爪の矯正
巻き爪の矯正はホッチキスのように中に折れ曲がってしまっている場合は物理的に広げなくてはおそらく自然には治ることはないでしょう。
開いてしまえば、足指が着地して使えるカラダになってさえいると戻ることはありません。
戻ってしまうのは、足指が着地して使えていないからです。
カラダ全身の動きと、巻き爪の矯正はどちらかだけではうまくいきません。
②巻き爪を自力で治すカラダへのアプローチ
上に書いたように、巻き爪は地面に着く圧より、爪が巻く圧が強い場合にカーブがきつくなり、巻き込んでいきます。
つまり、地面に着く圧が弱いカラダの使い方のままでは、爪自体を矯正して平らにしようとしても元に戻ってしまいます。
カラダの使い方を変えてゆくことがカラダからのアプローチになります。
カラダを整える
巻き爪を自力で治すためには、カラダづかいも見直していく必要があります。
私は冷えとり靴下を重ねていたこともありますが、かなり踵(かかと)重心になっていました。
友人に頼んで立っている写真を撮ってもらって発覚したのは、足の親指が浮いていることでした。
私は「浮き指になってる人なんて信じられない〜」と思っていたくらい、自覚がありませんでした。
とてもショックでしたが、カラダは客観的に見ることが必要です。
巻き爪は指の圧がないと爪が巻き込んでしまいますから、浮き指だと巻きやすいというのはイメージできますよね。
圧をかけないわけですから。
巻き爪の治療にはカラダの静的な状態と、動的な状態、動き方を整えていく必要があります。
とりわけ私が大切だと思うことがあります。
「腕を大きく振って、カラダをねじるような、かかとから着地する大股歩き」はしない方がいいです。
巻き爪治療の専門家が「かかと着地から爪先にゆりかごのように抜けるようにしましょう」と書いていたりします。
そのような歩き方はすでにねじれている人にとっては、さらに全身が捻れやすくなるので私はお勧めしません。
小股、小走りでいいと思います。
拗らない。捻らない。
昔の日本人は欧米のような大股歩きをしていませんでした。
下駄や草鞋ではそのような歩き方はできないですから。
膝の向きと足の向きをなるべく同じ方向にして真っ直ぐに着地しているかを確認した方がいいと思います。
前に大きく足を蹴り出す大股歩きでは真っ直ぐに足をださないとさらに捻れを生みやすくなります。
それによって外反母趾も助長されます。
わたしは膝より足が広がって着地する癖がありました。
それはカラダが捻れてしまっていたからです。
カラダの捻れは、ヒモトレやMANSANDALSや裸足での歩行やランニングは捻れを整えるガイドになってくれました。
具体的に歩き方や走りかたについてはこちらの動画が分かりやすいと思います。
これは日本の裸足ランニングの第一人者である吉野さんのレクチャーです。
私が手術を勧める理由
私は自分くらい本気で治す気がないと巻き爪を、自分で矯正して治すのは無理だろうと思っています。
ぶっちゃけ無理!ということです。
巻き爪に限らずですが「治してもらう」という感覚では自分では治せません。
だから、巻き爪の手術を受けた方がいいと思います。
友人は手術を受けて快適になったようです。
巻き爪の問題はみえているところが巻いているだけではなく、爪の根っこから巻いて分厚くなってしまっていることです。
それに関しては、手術してその部分を生えなくしてしまうことが手っ取り早いようです。
巻き爪の、治療に何年もかけたくない方は、巻き爪を取り扱っている専門性の高い病院で手術をうけることをお勧めします。
巻き爪を自力で治すために必要なこと
巻き爪を自力で治すために必要なことがあります。
それは、人任せにしないことです。
自力で治すという前提で日々爪を観察することが大切だとおもいます。
巻き爪の整え方(切り方)
爪はそれまで爪切りで切っていたのですが、ヤスリで削って整えるようにしました。
爪が分厚いので、爪切りだと割れたりしていましたが、ヤスリだとそんな心配もありません。
そして、深爪気味だったのを爪の先を指の長さを同じくらいのところにして、短く切りすぎないように注意しました。
爪の先端の両サイドは、少しエッジを内側から落とすようにしました。
それでも、上向きに生えているので、履き物の親指のところにすぐに穴が開いてしまうので難しいところでした。
私はヤスリはファイブセカンズシャインの爪用と、サイドの角には薄い金属製のダイヤモンドファイル(ヤスリ)を使用しています。
※ファイブセカンズシャインは偽物が出回ってるみたいなのでご注意くださいね。
※この整え方は現在も気をつけている方法です。
巻き爪の保湿と手入れ
黄色くなった巻き爪はカサカサしている感じがしていました。
実際、内側はもろくなっていて、爪なのか、垢なのか?という感じです。
この巻き爪の爪の中の垢はいつも綺麗に取り除くようにしておきましょう。
その爪にはターメリックオイル(瑞健)を塗り込んで保湿していました。
爪に塗り込むと同時に、爪の根元をオイルを滑らせてマッサージします。
爪が厚くなると、なかなか伸びにくくなっていました。
根元をマッサージし伸びやすくするためです。
巻き爪は軽度で痛くない場合でも放置すると大変な理由
重症な巻き爪になると、膿が出たり、痛くて歩けなくなるので、治療が急がれるのは当然のことです。
でも、痛みを感じないような軽度にみえる巻き爪が、もしかするた私のようにそんなに軽度のではなく深く巻き込んでいる可能性もあります。
巻き込んでしまっているものはどうしても巻き込みやすくなっているので、悪化してしまいやすいです。
悪化してしまってから治療するとなると、かなり痛みがでて、生活に支障をきたします。
できることなら、軽度のうちに治療してしまったほうがいいと思います。
軽度と思っていた私でも治すのに2年くらいはかけています。
まとめ
今の私が同じ巻き爪の治療にとりくむとするなら、何をするか?
【環境】
裸足、マンサンダル、足半、下駄、
草履、ゴムなしの服、ヒモトレ
【治療】
嵌入爪なら 巻き爪矯正
軽い巻き爪なら なし(環境だけで治す)
早く治したいなら 外科的手術(自己責任)
です。
おわりに
今回は私が巻き爪のケア、治療について、色々と取り組んできた中でわかったことをまとめました。
軽度の巻き爪で痛くないから大丈夫、とおもっていた私ですが、実は痺れて感覚が麻痺してしまっていたことに気づいたのは、半年くらい過ぎてからのことでした。
実は足指に対して無関心になりがちの現代は指の感覚が麻痺していることに気づかない人も多いと思います。
巻き爪は靴と靴下の下で、気づかないうちに進行していきます。
毎日自分で足指に触れて感覚を確認してみることをお勧めします。
自分のカラダに関心を持つことが巻き爪の予防につながります。
本気で巻き爪を治そうとしている人にはあまり遠回りしないでほしいし、重症化しないうちに早めに手を打って欲しいと思います。
高齢になってから、歩きかたを変えたり治療に通ったりするのは大変です。
死ぬまで自分の足で歩いて楽しんで生きて行けるように、若いうちに整えておきましょう。
私と同じようなケースの方にもお役に立てれば嬉しいです。
最後までお読みくださりありがとうございます。
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