こんにちは！ギボンヌです。
私は2023年の2月に両手にひどい火傷を負ってしまいました。
私は歯科技工士の仕事もしているので、両手の大火傷は結構大変でした。
その上、火傷の深度も割と深い。
さすがのポジティブな私も一瞬落ち込みました。
それで、今その火傷が「完治」といえるところまできたので、これまでの記録をまとめることにしました。
ちなみに治療方法は「湿潤療法」です。
この「湿潤療法」は昔ながらの火傷やキズの治療とは違います。
今回は「湿潤療法」でひどい手の火傷がどれくらいの期間で完治できたか？そのやり方についてまとめました。
こんなにひどくない火傷にも応用していただけると思います。
それにここまで酷いのが綺麗に治ったら、治せる！と思えると思います。
なので、落ち込まないで、前向きに治していきましょう！
手のひどい火傷を痕が残らない方法で治した実録！期間は？
早速ですが、火傷の画像です。
完治した報告にお世話になったクリニックに行った際にパソコンの比較画像を撮ってきました。
受傷当初の写真は結構酷いのでTwitterを貼っています。
綺麗に治ってから、受傷当初の写真と比べてみるとこんなに酷かったのだとビックリします。
Twitterに書いている通り、私は軽い法の左手はおよそ1カ月で治りましたが、ひどい方の右手は111日、およそ3カ月以上かけて治しました。
手のひどい火傷を痕が残らない方法で治した実録！治療法は？
ここまで綺麗に治るために採用したのは「湿潤療法」という治療法でした。
この湿潤療法は、私は過去に怪我をした時に教えていただいてから書籍を読んで学んでいました。
夏井睦先生の「キズ・火傷は消毒してはいけない〜治療の新常識『湿潤療法』のすべて」という本です。
取り入れて読んでみてください。
この本は受傷した本人が読むことはもちろん大切なのですが、家族などまわりの方にもご一読いただきたいのです。
理解が不十分だと上手に治すことができないので、しっかりと理解してほしいのです。
手のひどい火傷を痕が残らない方法で治した実録！期間は長いのか？短いのか？
111日というのは、私のひどい火傷の深度からすれば、とても早いのではないかと思います。
私は湿潤療法を知っていたので、初動から湿潤療法にそった処置をして湿潤を保っていました。
湿潤療法を知らない場合は、初動で消毒をしたり、薬をつけたり、ガーゼで被覆したり、乾燥させたりしてしまうと思います。
そういった真逆の処置を初動でしてしまうと治るのに時間がかかるようです。
それと、湿潤を早めにやめてしまう場合もそれなりに皮膚の回復には時間がかかっているようです。
私がネットでみた私と近いレベルの火傷で、1年2年というレベルでした。
3年かかる人もいるようです。
治療には精神的なストレスがあるので、なるべく早く治したいものです。
私は湿潤療法で2カ月も3カ月も24時間グローブをつけて治療していると、家族が「いつまでそんな手袋するのか？蒸れて皮膚が腐るのではないか？」と心配して色々言ってくることがありました。
でも、本を読んでちゃんと理解していれば、湿潤を保つことが大切なことは分ります。
わからない人からすれば「傷や火傷はこれくらいで治るものだ」という思い込みがあるのだと思います。
でも実はほとんど全ての人において、治るまでの期間などわからないはずなのです。
とくに、湿潤療法を知らない人は、その治療にかかる期間は未知です。
もちろん私も未知でしたから、カラダに聞くしかなかったです。
火傷の痕といえば、「ケロイドになるものだ」と思っている人からすれば、グローブを24時間3ヶ月もつけ続けることはおかしく感じるのかもしれません。
私はケロイドになってもいいとは思っていないのです。
湿潤を保って綺麗な元の皮膚にもどすことをめざしているのですから。
湿潤療法を知らない人のゴールと私の目指すゴールは違うのです。
だから、湿潤療法が理解できない人の話より、自分の納得する治療をしっかり選んでいきましょう。
もしも湿潤療法を知らなければと考える
湿潤療法で私は手のひどい火傷を完治させることができました。
これは、私が受傷したときすでに予備知識があったから、採用することができたのです。
でも、もしも私が湿潤療法を知らずに今回のような両手に大火傷を負ったとしたらどうなったのだろう？と想像します。
例えば周りに人がいて、救急病院に連れて行かれていたら、湿潤療法ではない治療をされていた可能性が高いです。
私は受傷したとき、1人だったので治療法を自分1人で決めることができました。
理解していない人が受傷時にそばにいれば、スムーズに湿潤療法を選びにくくなる可能性もありました。
このひどい火傷をみたら、すぐに近くの病院に行かせたことでしょう。
それでも、ここでの判断が人生に大きく影響してしまう可能性を孕んでいるのです。
火傷の治療を軽くみてはいけませんね。
例えば、小さなお子様かひどい火傷をしてしまった時、周りの大人の知識によって、お子様の未来に大きな影響をあたえるのです。
実は私がお世話になった先生から、お子様が植皮を受けた末路の写真を複数見せて頂きました。
こういう情報は公にはでてきません。
それはとても悲しいものでした。
見た目にがつぎはぎになっているだけでなく、手が引き攣って自由に動かせなくなるのです。
こうなっては元には戻せません。
頭皮から手の甲に皮膚を移植して、手の甲からは髪が生えて、頭からは髪がはえなくなってしまったという耳を疑うような症例も聞きました。
植皮に腕を振るいたい医者がいるのはわかりますが。
当然ながら移植元の皮膚にも傷が残ります。
でも、もしも受傷したときに、お子様のカラダが元に戻るチカラを信じて湿潤療法を取り入れた場合にはどうでしょう？
大火傷を負ったこともわからないくらい元通りに治っているのです。
キャンプファイヤーに落ちて両手を大火傷したお子様の手も治っていました。
子供さんの治るチカラは私たちおとなのそれよりも強いです。
おわりに
私が湿潤療法について発信するのは、治療の選択を間違うことで人生を不自由にしてほしくないからです。
火傷を負っていなくても、みんなが一般常識として、湿潤療法を知っていてほしいです。
最後までお読みくださりありがとうございます。
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