こんにちは。ギボンヌです。
肩こりや腰痛、頭痛、冷え性、むくみ、便秘、疲労感、イライラなどでグッタリしていませんか?
それって、もしかして衣服のゴム紐のせいかもしれません。
なんて言うと驚かれるかもしれませんね。
実は私は、40歳を過ぎてからゴム紐症候群という言葉を知りました。
それから、洋服や下着に入っているゴム紐をやめたところ、解消できなかった色んな体調不良などが改善に向かって、とても元気になったのです。
それは私がゴム紐症候群という言葉を知ったことで得られたことなのです。
しかしながらこのゴム紐症候群という言葉はあまり知られていません。
私自身が謎のスッキリしない体調を解消できたので、このゴム紐症候群というものをなるべく多くの人に知ってもらいたいと思います。
今回は、ゴム紐症候群とはなにか?と私がゴム紐症候群という言葉に出会ってからカラダが改善していった経験についてまとめました。
肩こりや辛い頭痛や冷え性が改善?ゴム紐症候群とは
私はちょうど30歳になるころから体調不良が続いて悩んでいました。
そしてゴム紐症候群を知ったのは40歳を過ぎてからでした。
私が知ったゴム紐症候群について書いてみましょう。
「ゴム紐症候群」を知るまで
私は30代のころから様々な体調不良に悩んでいました。
肩こり、腰痛、頭痛、冷え性、むくみ、便秘、下痢、めまい、生理痛、他には耳鳴りや突発的な難聴、手が痺れて握力が入らない、ということもありました。
歩きながら寝違え状態を起こしたりもしましたし、花粉症もでてきていました。
このような原因がハッキリわからないものは多くの人が抱えているかもしれません。
これらは病院に行って検査しても原因はよく分からないようでした。
病院でわからないモノですから、私もどうすればいいのかわからなかったです。
ですが、とにかく何かを得ようといろんな治療に行ってみました。
整形外科、整骨院、接骨院、整体、鍼、カイロプラクティック、ロルフィング、レイキ、気功など、人が良いという所には遠方でも行ってみました。
冷えとり健康法を知って、半身浴や冷えとり靴下は片足につき7足くらい、レギンスやレッグウォーマーや腹巻きなどを常に重ねるほど取り入れました。
やれることは全部やる勢いで取り組みました。
確かに少しは良くなってくるんですが、今ひとつスッキリとせず、なにか根本的なところで抜けている気がしていました。
それが、40歳を過ぎてから「ゴム紐症候群」という言葉を知ったことが転機となりました。
ゴム紐症候群とはなにか?
「ゴム紐症候群」は昭和52年に故見元良平医師による「健康であるために ゴム紐症候群について」初版発行で使われた言葉のようです。
「ゴム紐症候群」のHPを管理されている埼玉の浜島貫先生は著作の権利者からこの活用を認められて、大切に慎重に運営されています。
参照:「ゴム紐症候群について」
私はこの浜島先生のツイートからゴム紐症候群について知ることになりました。
浜島先生はゴム紐症候群についてこう書き記しています。
身体にゴム紐があるとき身体は持続的な刺激を受け、高木皮膚圧反射、レイリー現象に続き、セリエの適応症候群、岡林遷延感作などをおこし、抵抗減弱部から発症、続いて多彩な症候を惹きおこす。これをゴム紐症候群という。
引用:ゴム紐症候群について
知らない言葉が多いですね。
つまり、服や下着に使われるゴム紐が身体のストレスになっていろんな症状を引き起こしているのではないか?ということなのだと思います。
医療現場にいた見元医師は、昭和30年代、ゴム紐が普及した時代に、アレルギーや精神的な病、ほかの様々な病気が現れたことを目撃しながら、その関係性について考えさせられることがあったのでしょう。
ゴム紐の普及により、病気が複雑化しすぎて、ゴム紐をやめさせてみなければ正しい診断が難しいほどだったようです。
ゴム紐症候群のサイトに見元医師のこんな言葉がありました。
私のところへ入院している間はゴム紐を外しているので良くなって退院する。しばらくしてゴム紐を用いると、また悪くなってくるということはしばしばあります。
引用:ゴム紐症候群について
病衣にはゴムが無いけれど、家に帰るとパジャマでゴムが入っていたりするのでしょうね。
見元医師のもどかしい気持ちが感じられる記述です。
【ゴム紐症候群】「脱ゴム紐」やってみたら
私は「死ぬまで自分で歩いて生きてゆく」と決めてから、カラダのことには本気で取り組んでいたので、ゴム紐症候群を知ってから、すぐにゴム紐をやめました。
ゴム紐を一旦キッパリやめることを私は「脱ゴム紐」なんていったりします。
これは中途半端にやるよりは、キッパリやめてみたほうが変化がわかりやすいのでは?と感じて実験的なことが好きな私はやってみたということです。
「脱ゴム紐」という言葉を使ったりしますかキッパリ止めることを煽るわけでも勧めているわけでもありません。
というより、私の体調はそれほど切実だったわけですが…。
ゴム紐をやめると同時に、コンプレッション系の衣服もやめました。
ゴム紐をやめて2週間ほどすると、私の身体には様々な変化が起こり始めました。
そこから1年ほど経つまでに、以下の改善が感じられました。
かつては、肩こり、腰痛、冷え症、むくみ、便秘、下痢などは定番という感じでしたが今は殆どなくなりました。
20代では生理痛もないし、頭痛もなくて、とても元気だったのですが、30歳を姿からどんどんカラダが重くなっていったのです。
30代は仕事中に頭痛が起こると困るからと、頭痛薬は職場のロッカーにおいていたりしましたが、40を過ぎてどんどん元気になって、もう必要がなくなりました。
とにかく、「ゴム紐」をやめて、とてもカラダが軽くなって楽になったのです。
【ゴム紐症候群】ゴム紐をやめて感じること
カラダに接する衣服のゴム紐がなくなってからの感覚から、過去の感覚を思い出してみたときに、なぜそれらの症状があったのかがわかるような気がします。
改善していった不調の一つ一つに私が感じていることを書いてみます。
肩こりの改善
私の肩こりはブラのゴム紐やフィットするアンダーウェアの影響が大きいように思いました。
私はワイヤーの入ったブラや脇腹の補正効果のあるアンダーウェアを着ていました。
実はブラのゴム紐はとてもキツイです。
救急では処置のためにまず衣服を緩めますよね。
私はブラやアンダーウェアのゴムの締め付けの不快さは、ゴム紐を完全にやめてから再び着けようとした時にわかりました。
苦しくてとてもそれを着ようとは思えなかったのです。
ブラトップという一見締め付けのなさそうなものでも苦しさを感じるようになりました。
現在は胸のところだけ厚めにしている織物で作ったキャミソールや大きめのタンクトップなどを着ています。
腰痛の改善
私の腰痛は食べすぎもあったとおもうのですが、パンツのゴムとかタイツやレギンスのゴム、ゴムのスカートなどのストレスも大きかったのでは?と感じます。
私は当時の下着はボクサータイプのパンツを履いていたので、結構な太さのゴム紐でした。
それに、レギンスやフィットする伸縮性のあるジーンズのようなコンプレッション系の衣類の影響も感じます。
肌に張り付くようなコンプレッション系の衣類は皮膚が引っ張られて動きにくく感じるからです。
ピチピチの肌に張り付くような衣服は着なくなりました。
衣服は、肩や腰からぶら下がるようなものを選ぶようになりました。
最近のふんどしはおしゃれになっていますから、一見ふんどしとはわからないものもあります。
頭痛の改善
私の頻発する頭痛は、冷えやゴムによるカラダの分断が関係していたのでは?と感じます。
つまり、カラダのめぐりが悪かったのだと感じます。
私は脇腹の段々が見苦しかったので(これは太り過ぎとブラのせいでもあります)、ゴムが織り込んだ補正効果のあるアンダーウェアを着ていました。
ピチピチの全身タイツのようなババシャツも着ていました。
それらを着ていたころは、突然、胸が苦しく呼吸が深くできなくなることがよくありました。
ウツっぽく落ち込んで感じになります。
私はウツにはなったことがないですが、ゴム紐はカラダからメンタルにも影響すると感じていました。
ゴム紐をやめた後はそういうことはなくなりました。
むくみの改善
私のむくみはもちろん、食べ物やお酒などの影響もあると思いますが、パンツのゴムのストレスや締め付ける下着、靴下のゴムなど影響も一端のように感じます。
それらをやめたら足首が若い頃のように締まって細くなりました。
ゴム紐の入ったピッタリときた靴下を履かなくなって、足袋を履いたりしていると、むくみが軽減していました。
さらに、素足で裸足に近い履物(マンサンダル、下駄、地下足袋、草履)を選ぶようになって、足指が使えるようになったことも改善の理由になると思います。
冷え症の改善
わたしの冷え性は全身がゴム紐の影響を受けていると感じます。
冷えとり健康法をしていたので、かなり改善されていると思っていたのですが、夏の強烈な冷房には怯えていました。
ゴム紐をやめてから、一気に靴下もレギンスも腹巻きもレッグウォーマーもやめたのです。
素足なのに、夏の強烈な冷房にも、冬の寒さにも強くなりました。
靴下を重ねなくても、冬も夏の冷房の中でも、薄着で、そんなに寒がることは無くなりました。
冷えとりのために靴下やレギンスや腹巻き、レッグウォーマーを重ねていたのは、緩いとはいえ、ゴムが編み込まれているのですよね。
ゴム紐のゆるい締め付けによってカラダが冷えていたのかもしれません。
便秘の改善
私の便秘は、やはり、パンツやタイツ、ウエストゴムの衣服の影響を受けていたと感じます。
便秘と下痢の繰り返しが改善されて、快便になりました。
肌あれの改善
ゴムで締め付けなくなると、その部分のざらつきや黒ずみがなくなりました。
首のシワも減ったようです。
ゴム紐をやめて姿勢が変わってきたのかもしれません。
疲労感の改善
今の自分になってみると、ゴム紐を止めるまで、どれだけ疲れていたんだろう?と思います。
朝起きて疲れが取れていないこともしばしばだったのに。
現在は朝の目覚めが爽やかです。
イライラの改善
ゴム紐をやめてから、心が落ち着いてイライラしにくくなりました。
不思議なのですが、人間関係がかわってきたような気がします。
人との距離感をうまく取られるようになったと思います。
ベタベタしない、依存しない関係というのでしょうか。
言いたいことは丁寧言って我慢しなくなりました。
ゴム紐のような付き合いは不快になってしまったようです。
段々ボディラインの改善
ゴム紐をやめてから、目で見てわかるのは、脇腹のボディラインが滑らかになりました。
それに、上半身デブだったのが上半身に贅肉がつきにくくなりました。
脇腹のラインは肋骨がわからないくらいのブヨブヨとむくんでいて、その上にブラの段ができていたのです。
これは先天的だと思っていたので(母親と同じ体型なのです)まさかゴム紐をやめるだけであばら周りや腰回りがスッキリするとは思っていなかったので驚きでした。
補正効果のあるアンダーウェアを着ていたのは逆にボディラインを崩してしまっていたのですね。
ちなみに、体重はそんなにかわっていないのです。
贅肉がそこに溜まらなくなったのです。
めぐりがよくなると、贅肉がたまりにくくなるようです。
ボディマッサージなんかを日々頑張ったり、揉みほぐしてもらうよりも、ゴム紐を辞める方が楽だし、お金もかからないし、綺麗になりますね。
【ゴム紐症候群】ゴム紐をやめてみるには?
私はゴム紐をやめる前に「ゴム紐症候群」のホームページをすぐに端から端まで読みました。
そんなに多くないので、ご一読いただくといいと思います。
そして、納得した私は「脱ゴム紐」に取り掛かり、すぐにほぼ100%脱ゴム紐しました。
実験としてどんな変化があるか見てみたかったのです。
ですが、どんな人もすぐに脱ゴム紐できるか?というとそういう訳ではないでしょう。
見元医師もこう残されています。
ゴム紐使用で近視になったり、胃腸障害その他本文中のような疾病になるだろうといってみても、一〇〇人に一人も聞かなかったのである。反論はこうである。”ならない人がいるではないか”と。その人達は今、幸いに難をまぬがれているのだと言っても聞きいれないのであった。
引用:ゴム紐症候群について
なかなか、伝わらなかったんですね。
私は、なにも100%脱ゴム紐しなければいけないとは思っていません。
「夜寝る時だけ」「調子がイマイチのときだけ」などできる範囲で取り入れられるといいと思います。
カラダに体験させてあげると、勝手に気持ちがいい方をカラダが選ぶので、まかせればいいと思います。
私がやってみた脱ゴム紐
では、私がやってみた脱ゴム紐の方法をかいてみます。
1つでも、体調が悪いときだけでもお試しいただければと思います。
睡眠時の脱ゴム紐
まずは、調子が悪いと感じる時に就寝時だけでもゴム紐から解放されてみませんか?
女性ならロングワンピースなどで下着なしで眠るのもいいでしょう。
男性ならビッグサイズのTシャツ一枚で眠るのもいいでしょう。
パジャマのゴムをヒモに入れ替えるのもいいと思います。
もちろん、下着にもゴムが入っていますから、できるならば着けずに眠ることをお勧めしたいと思います。
男性のトランクスやボクサーパンツなどもかなりキツイと思うので、腰痛やお腹の具合がよくない方は、寝る時にノーパンをやるといいと思います。
ガードルや締め付けのある下着を外す
女性の不定愁訴は締め付けのある下着の影響は大きいのではないかとおもっています。
私は上半身デブで段々ボディが嫌で、上半身に軽く締め付けのあるキャミソール型のボディスーツのようなものを着ていました。
それからの開放感は大きかったです。
それをやめたら、逆に段々ボディがなくなり滑らかなボディラインになるなんて驚きでした。
ガードルなども同様に皮膚へのストレスだけでなくカラダの動きやめぐりも阻害していると感じます。
お休みの日だけでも外して過ごすことをお勧めしたいと思います。
靴下やストッキングのゴム
靴下のゴム紐は思いの外キツかったりします。
子供の頃のしなやかなカラダの時代なら耐えられたのかもしれませんが、歳とともに肌の弾力も低下して、ストレスをまともに受けやすいのでは?と感じています。
私は靴下はゴム紐をカットしたり抜いたりして着用するようにしています。
靴下のゴム紐の抜き方については、ふんどしぐるぐるさんにゴム紐抜き方があります。
ふんどしぐるぐる「靴下の改造」を参考にしてみてください。
私も足袋ソックスのゴムを抜いて着用しています。
ストッキングやタイツのゴムは数カ所カットして着用しています。
これはスカートだとズレてくるので工夫が必要なのですが。
私は普段ストッキングを着用することはありませんが、お葬式や法事の際には着用しなくてはいけない時もあります。
法事は結構気疲れしたりするものですが、ウエストのゴム紐をカットする事で、あまり疲れが残らなかったことに驚きました。
ふんどしパンツやヒモブラを取り入れる
下着をゴムの無いものに変えるのは、人によっては取り入れにくいかもしれません。
私は今は簡単に作れるふんどしパンツやもっこふんどし、越中ふんどしなどを日常的に着用しています。
私はふんどしぐるぐるさんのふんどしパンツを作りました。
ほとんどパンツような感じなので、おススメです。
もっこふんどしは手拭いで作れるのでとても簡単です。
私はゴムが入ったブラもやめています。
作ったのは、やはりふんどしぐるぐるさんのブラでした。
ヒモブラと、共布のタスキブラ、どちらも作りました。
そのまえに、某ショップの、ブラトップも試してみました。
これは、思ったよりゴムの締め付けがキツかったので、パッドの下を2箇所ハサミで切りました。
それでもキツイと感じたので、ふんどしぐるぐるさんのブラジャーを自分で縫うことにしたのです。
しばらくはブラジャーを着用していましたが、最近では胸の辺りだけ分厚めに仕立てたキャミソールを着用するようになりました。
私は胸が大きくないので、キャミソールで快適です。
肩こりもたまに息苦しくなることもなくなりました。
ただ、胸の大きい方は逆にサポートがあるほうが楽なのかもしれません。
洋服のゴム紐
私は洋服のゴムも少しずつ減らしていきました。
ランニング用のハーフパンツのゴムも抜けるものは抜いてヒモに入れ替えました。
楽だと思って着ていたワンピースやパジャマなど、思わぬところにゴム紐がはいっていたりしました。
新たに買う洋服はゴムの無いものにしました。(今は服を買わなくなり、スカートも自分で縫いました。)
洋服のゴム紐をやめることによって、普段から身体に継続的にやんわり締め付け続けるストレスを無くすことができました。
おわりに
もちろん、全てがゴム紐のせいではないでしょう。
本当に体調が悪ければ受診の必要もあると思います。
けれど、考えてみてください。
人が倒れて救急にお世話になるとき、まず、衣類を緩めるのです。
そこから処置が始まります。
もしかすると、医者にかかるまえに自分で出来ることがあるのかもしれません。
私は今は48歳ですが、これを30代で知っていればなぁと思うのです。
女性は30代に厄年が連続して来るように、おそらくその頃は体の変化が大きいのでしょう。
とてもしんどい時期を過ごしていました。
といっても、30代のファッションにこだわりが強かった私がこれを取り入れたかと言えば、なかなか難しかったと思います。
けれど、もしもゴム紐症候群という言葉を知っていて、夜眠る間だけでもゴム紐を外すことを知っていたとしたら?と思うのです。
日々の疲れを積み重ねて、本当に壊れてしまうわところまでいかなかったのではないだろうか?と。
今、カラダになにか不具合を感じていらっしゃるかたがいるなら、こんなことを読んだことを記憶の片隅にでも残して頂ければと思って書きました。
心地よいなカラダを思い出すヒントになりますように。
最後までお読みくださりありがとうございます。
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