こんにちは。ギボンヌです。
私は柔軟剤や消臭剤、除菌・抗菌洗剤のようなものを使っていません。
かつてはダウニーとか使ったことがありますが、洗剤で手荒れをしてしまってから、洗剤などの人工的なニオイをカラダが拒否するようになりました。
先日、ズボンの修理を頼まれて、安易に受けてしまったのですが、それが柔軟剤まみれで困りました。
まず、ミシン部屋に入れられないので、この柔軟剤を洗い落とすことにしました。
私のやり方は以前書いたものです。
以前、感じたのは「熱」が大事だということでした。
だからクエン酸でお鍋でズボンを炊いてみたのです。
そしたら湯気のせいか、顔面が赤く腫れて、手も荒れてしまいました。
それでどうしたものかと困っている私に、救いの手が入りました。
浜島先生が柔軟剤の取り方を教えくださったのです。
それを試してみることにしました。
結論は、かなり有効だとかんじました。
もちろんデメリットもあります。
今回はこのやり方でのメリット、デメリットもおさえたうえでご紹介したいと思います、
柔軟剤(マイクロカプセル)の移香を安全に除去する方法
ここからは浜島先生に教えていただいた柔軟剤の取り方を簡単にご説明します。
解説はあとでしてゆきますね。
①石鹸でお湯洗い&注水すすぎ
↓
②クエン酸でお湯洗い&注水すすぎ
↓
③コインランドリーにある出来るだけ大きなガス乾燥機(風量が多い)に持ち込み中温で40-50分乾燥(温度風量)
※洗うのは家庭用の洗濯機です。
※わたしはシャボン玉石鹸を使いました。
※すすぎは必ず注水すすぎでおこないます。
※お湯は40℃を超えてるくらいでOK。
※家庭用の乾燥機はダメ。マイクロカプセルが家にばら撒かれてしまうため。
柔軟剤(マイクロカプセル)を知ろう
柔軟剤の取り方を簡潔にご説明しました。
ポイントは注水すすぎとガス乾燥機の熱風です。
勘のいいかたはお分かりかもしれません。
つまり、物量をマシーンのチカラによって稼ぐと言うことです。
なぜ、このやり方が有効か?ということを知るために、マイクロカプセルの柔軟剤について知っておきましょう。
柔軟剤や洗剤の匂いがどんな意図をもって作られているか?です。
目的は、「長く香りを楽しめる」です。
【時差で弾けるカプセル】
柔軟剤の香りを長期間にわたって少しずつ弾けては時差で放出されるように計算されています。
人が衣服を着て動くことや、人の体温がそれを促進するように作られています。
【繊維の奥に絡みつく微小カプセル】
香りが長続きするためには、すすいでも取れにくくする必要があります。そのため、繊維の奥にに絡みつくような細かいカプセルになっています。
落ちないように企業努力しているわけですから、こちらは落ちるように努力するということです。
柔軟剤(マイクロカプセル)をしった知った上での除去方法解説
マイクロカプセルの柔軟剤の狙いを踏まえた上で、柔軟剤の安全な除去方法についてなぜそのやりかたなのか?を解説します。
時差で弾けるカプセルへ対応するには
人の体温や人が動く事、触る事で少しずつニオイが拡散する
→体温程度の温度で弾けさせ、意図的に長い時間揉んだり擦れたりふることでニオイ物質が放出される。
繊維の奥に絡みつく微小カプセルに対応するには
ニオイ物質は徐々に放出されるためにニオイ物質がなくなるまで匂い続ける。
つまり、いつかは無くなる。
→ニオイ物質を意図的に水や空気に流れ出し放出する動きを、マシーンを使って長時間起こす。
つまり、強度より、物量ということになります。
1.ぬるめのお湯で
(熱湯のように湯気で肌が荒れることや家の中に放出されることが減る)
2.ひたすら揉みながら
洗濯機や乾燥機でおこなう
3.水を流して、風を送り続けて
物量を稼ぐ
4.臭い物質を流し、飛ばし切る
やり切る
ということです。
生身でこれをやると危険なので(肌にも、呼吸器、粘膜系にも危険)家庭用洗濯機とコインランドリーの乾燥機を使うというわけです。
柔軟剤(マイクロカプセル)の移香を安全に除去する方法を試してみた
実際に、わたしもすぐにためしてみました。
ちょうど鍋で炊いてしまってクエン酸が切れていたので、セスキ炭酸ソーダで洗いましたが、安全にかなりとれたので驚きでした。
柔軟剤(マイクロカプセル)の移香を安全に除去する方法のメリット
このやり方をするメリットは、まず「安全度が高い」ことです。
それと、家で頑張る労力と天秤にかけると、かなりのレベルに落とせていて、そのわりに労力は少ないです。
本来、危険なレベルの柔軟剤は洗い落とすチャレンジをしないで処分する方向のわたしです。
でも、どうしてもという時には、このやり方だと、「移香しないレベル」までは落とせるとおもいます。
つまり、「化学物質過敏」ほどではない人であれば許容範囲レベルまで落とせるということです。
柔軟剤(マイクロカプセル)の移香を安全に除去する方法のデメリット
デメリットもあります。
①そもそもコインランドリーがひどく柔軟剤臭い。
ご存知のとおり、コインランドリーはかなり臭いです。
行くのが辛い人にはできないやり方ですね。
②完全に落ち切るわけではない。
コインランドリーで嗅いだ時にはかなり取れていて小躍りするのですが、家に帰るとまだ少しは匂います。
わたしは許容範囲ですが、それでも嫌かな、と言う感じです。
そののち関西は黄砂が酷いのでシーツを乾燥機にかけに行ったのですが(もちろん柔軟剤は使っていない)、乾燥機からシーツに移香してしまってガッカリしたりしました。
③化学物質過敏の人には満足ではない。
わたしは敏感ではあるけど過敏ではないので、少し残っていても耐えられます。
でも、化学物質過敏のかたはこのやりかたは無理だと思います。
化学物質過敏になると、やはり処分するほうが安全だと思います。
とても大変だし、誰でもなりうるので、危険な落とし方は今後も避けていきたいと思います。
柔軟剤は必要か?洗剤について考えてみよう
ちなみに、柔軟剤はなぜ必要だとおもいますか?
現在は、匂いづけが主な目的のようにみえてしまいますが。
本来の目的は、洗濯物を柔らかく仕上げることだと思います。
私が使っている洗剤では、柔軟剤は必要がありません。
なぜなら、洗い上がりのタオルはふんわりしていますし、衣服も柔らかく仕上がるのです。
バンブークリアという山口県の会社の洗剤です。
値段は割高に感じるかもしれません。
でも、柔軟剤は必要ありませんし、間違えて触ってしまっても手が荒れることもありません。
私は洗剤で手が荒れてしまってから、間違えて触ってしまうことがすごくストレスになりこの洗剤にかえたのですが、とても快適です。
手が荒れる洗剤なのだから、布が硬くなってしまっても仕方がなかったのかもしれませんね。
自分の肌にも優しいものを使いたいです。
おわりに
今回は柔軟剤(マイクロカプセル)の移香を安全に除去する方法を試してみたことについて書きました。
わたしは最近の日本の洗剤や柔軟剤のニオイについてはとても問題を感じています。
街でも、柔軟剤のニオイで「うわっ」となることがよくあります。
職場でもあります。
職場の人は聞き入れてくださって、柔軟剤を変えてくださって幸運でした。
ニオイのことは人には言いにくいことですし、伝わりにくいことでもあります。
柔軟剤が好きではない私は、使わないこと、危険なく落とすこと、発信して声を上げることをやっていこうと思っています。
みんなにとってよい感じになることをいつも祈っています。
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