ギックリ腰の予防になる?腰痛の人必見!足半と雪駄の効果

足半

こんにちは。ギボンヌです。

足半、履いてますか?

足半、めちゃくちゃいいですね。

わたしは足半について色々わかっていなかった頃は「なんのこっちゃ」だったんですが。

ちゃんと教えてもらえる機会があって、足半の素晴らしさに目覚めました。

それについてはまず以下の記事をお読みいただきたいです。

足半については情報も定まっていないし、売っているものもなんだか違うものも多いです。

わたしは何年も納得がいかない状態で放置していました。

読んでくださる方には遠回りしないように、先に知っていていただきたいです。

今回はギックリ腰とか慢性的な腰痛とか、だるさみたいなものが全然なくなったギボンヌが、足半、それとその後取り入れるようになった雪駄についてどんな効果を感じたかを書いてみました。

ギックリ腰の予防になる?腰痛の人必見!足半と雪駄の効果

「足半(あしなか)のおすすめ通販は?効果と間違いやすい履き方問題についてのレポート」は読んでいただけましたか?

足半って深いのですよね。

言語で伝えるのは難しいですね。

足半」と書いているものならなんでもいいわけではなく、履けばいいわけではなく、似て非なるものです。

足半と雪駄はギックリ腰の予防になる?

足半を家の中で履き始めて、それ以外の時間は上の記事にある「ラッセル車の足」の稽古を取り入れるようになりました。

それで気付いたのです。

たまに腰が「ウッ」ってなりそうな時に、全くならなくなったんです。

なんというか、あきらかにギックリ腰になるような状況を回避しているのがカラダでわかるのです。

洗濯物を干すときに洗濯ものをカゴから取るために屈む時。

お米の袋を担いで精米にいったり、米を米櫃に移し替える時。

石膏を持ち上げる時。

土を運ぶ時。

なんだか、チカラがカラダ全身で入るのです。

しなやかに。

とても感覚的で伝わらないかもしれないですが、そんな感じです。

それに慢性的な腰のダルさがあったのが、なくなったのです。

しんどいほどでもない、痛いほどでもないけれど、あるよね、というだるさ。

寝ていると腰がだるくなったりしていた。

年齢的にそれくらいはあるものかな、と思っていましたが、なくなってしまうととても楽になりました。

足半と雪駄の環境の違い

かつて、酷い冷え性で、冷えとり健康法をして何年も靴下をかさねて、足指が弱弱になっていた私。

その後、マンサンダルを6年も続けていたので、足指もかなり使えるようになってきたのではと自負していました。

が。

全然だったのです。

足半とラッセル車の足の稽古を日々やっていると、いつもカラダをみてくださる先生には、「足の厚みが増した」といわれたり、カラダをみてくれている友人からは「また指が太くなっている」といわれました。

まだまだ弱っちかったのです。

足半「ラッセル車の足」の稽古をしていると、足指がたくましくなってきたのです。

マンサンダル足半雪駄も全然違います。

わたしの足はマンサンダル魔女トレを続けてきたおかげで足指が曲がっていたものがまっすぐに伸びるようになったり、かなり自由に動けるようになりました。

履物は環境です。

マンサンダルでは、足が自由になり目覚める環境を作ることができました。

そして、足半雪駄は、日本人のカラダとして機能し始める環境を作ることができました。

足半と雪駄に出会う前の私の頭の中のカラダ感覚はこんな感じでした。

とにかくカエルのように足指を広げるような感覚

足半と雪駄と出会ってからの私のカラダ感覚はこう導かれました。

指先でつまみます

今はマンサンダルでもこんな感じです。

つまむものがなくてもつまんでいる

足指の指先が地に着くとカラダの繋がりが良くなり、チカラも入りやすくなります。

一方、足指の腹を地につけるのは、わたしがかつてそうだったX脚猿手と同じ感じで、チカラが入りにくいのです。

指先と指の腹の違い、わかりますでしょうか?

足半(あしなか)と雪駄は履き方が大事

厳密にいうなら、履き方なんて決まっていないのでしょう。

けれども、ここはあえてカラダが楽になってゆくための「履き方」を習ったとはいえ私の経験ではありますが、定義してみたいと思います。

でも、私の言うことを聞きたくない人は好きに履いてくださいね。

決まりなんてこの世にないのですから。

足半の履き方

まず、足半がこの履き方のために作られていないものも結構出回っているので(わたしは色々買いました)、私が推奨する足半をご案内しておきます。

足半屋さんの竹の足半です。 

布製のものも出しておられると思うのですが、わたしはこの履き方を考えると、竹の足半のほうが断然いいと思います。

握り込む感じのエッジの硬さと、ソールが滑らないのがいいなと思います。

好みですが。

足半屋さんの竹の足半は売り切れているときがありますが、足半屋さんのTwitterをフォローしておくと、再販されたときがわかるのでスムーズ買えます。

足半の履き方は、踵は床(地)につけます。

鼻緒は指の股の奥までいれて、全部の指で握り込みます。

握り込むと指先が床(地)に着く感じになります。

そして、さらに足半が浮き上がるくらいに握り込んで指の付け根が浮き上がるくらいになるといいということです。

足指をにぎるということは、シューズの現代人にとっては、意識的にトレーニングしないとする機会が少ないと思います。

でも、足半を取り入れると、日常で足指を握る時間が毎日、何時間もできるので、軟弱なわたしでも、かなりの鍛錬になります。

わたしは足半(家の中で)と共に、足半を履いていない時は「ラッセル車の足」の稽古を常にするようにしていました。

この握るという神経と、つまむという神経を起動させることが、次の雪駄を履きこなすために大切だと思います。

雪駄や下駄の履き方

下駄は駒下駄(二枚歯)や後丸下駄(前の歯がななめになっている)が平たくておすすめです。

右近下駄はカーブが付いていて、鼻緒をつまむのに滑って指の股の奥まで入ってしまいやすそうかな、と思うのです。

草履なら、今時よくあるソールが柔らかいものじゃないほうがいいと思います。

雪駄や下駄や草履の履き方は、足半と違って鼻緒を指の股の奥まで入れません。

指先でつまむ感じです。

ですから踵は雪駄や下駄からすこしはみ出るようになります。

つまんだままで歩きます。

指をつまむということもかなり意識的に何かしない限りはしない動きですね。

雪駄で出かければ、一日中鍛錬になります。

ちなみにわたしは足半と「ラッセル車の足」の稽古をする前は、雪駄で出かけて無事に帰ってくる自信がないくらい、鼻緒が痛かったのです。

これはつまむ力がなかったからです。

つまめていると思っていてもつまめていないことはよく起こります。

もし、雪駄のかかとを引きずるようになっているなら(擦り切れていたら)、それはつまめていないということです。

下駄がカランコロンいっているのもあまりつまめていないということになりますね。(いい音なんですけど)

なんとなく履かずに、つまめているかを確認しておかないと、履いてもあまり意味がありません。

足半と雪駄の効果とカラダの変化

足半と雪駄を取り入れることで足も変わりましたが、カラダもかわりました。

膝が伸び切らない

足半や雪駄を履いて鼻緒をしっかりつまんでいると、膝が伸びきらないです。

これはX脚だった私にとっては重要なことです。

歩行では、足を前に出しすぎることはできなくなりますし、後ろに足が残りすぎることがなくなりました。

踵着地でカラダを痛めていたり、後ろ足を伸ばして残しすぎてアキレス腱炎になっていたわたしです。

それに付随して、西洋的な背筋まっすぐではなく、肩の力みが抜けて胸が落ちた?形になる気がします。 

したがって、胸を張ったり、反り腰になったりしにくくなります。

まさにそれって、日本人的な感じですね。

背骨の繋がりがよくなった

足半とラッセル車の稽古をしてしばらくした時、長年カラダを診てくださっている先生がわたしのカラダの変化に気づきました。

上体を後屈させたときに、以前は背骨が途中で「ガクン」と折れていたのですが(胸のあたり)、それがなくなっている、ということでした。

そう言われてみれば、魔女トレの後屈をしても、「ガクン」となることはなくなりました。

足指が参加していなかったのが、参加するようになって、カラダの繋がりがよくなっている感じがします。

例えるなら、釣り糸のテンションを保っている感じです。

以前はどこか緩んでどこか突っ張っていら感じでした。

それと、かつてはギックリ腰の前段階的な感じに、背骨が「ヌルッ」と動いた感じがあったのです。

それも今は感じることがなくなりました。

なりそうな記憶はカラダにあるけど、ならないのです。

腰を捻らずに歩ける

足半や雪駄という履物の特性もあるのだと思いますが、腰を捻らずに歩く感じがします。

よく、腕をブンブンふって、腰を捻って歩いている人を見かけます。

あれはどこかが動きにくいからなのか、腰を痛めそうです。

かつての私がまさにそうでした。

腕を大きく振って、踵着地で、後ろ足で蹴るようにして、腰を捻って歩いていました。

西洋から入ってきたものなのか?よくわかりませんが、そんな情報があって、意図的にやっていました。

それで、私は足も腰も痛めていたのだと今は思います。

足半や雪駄は着物を着ている日本人の履物だからでしょう、捻るような歩き方とは合いません。

足半や雪駄はは帯を閉めたりふんどしを締めていた日本人の歩き方を取り戻せるカラダのガイドの一つになると思います。

足が冷えない

元々、ひどい冷え性で、冷え取り靴下を片足に7枚ずつ履いていた私でしたが、マンサンダルになってから、冷え性はなくなりました。

でも、真夏の殺人的な冷房は時に「ちょっと寒いな〜」と思うことがありました。

足半と雪駄と出会ってからは、冷房の寒さを感じません。

ずっと足がポカポカしています。

冷え性の方には結構おすすめです。

お尻のスイッチがはいる

とても主観的なものですけど、お尻のスイッチが入ってお尻が締まります。

締めようとするとかではなく、締まります。

私のお尻は魔女トレの股関節をハマる運動からお尻の存在を思い出した感じのオバサンだったのですが。

毎日、足半と雪駄だと、もっとお尻が生きてきます。

メキメキと。

確かに、お尻なしだと、確かにギックリ腰とか腰痛とかになりやすそうだと思います。

丹田が存在している

丹田というあたりにズシッと重みがくるというか。

そこが重心になっている感じがします。

日本人にとって、「肚」というのは大切に思われている考え方です。

ますます、肚が座ったような気がするのです。

精神的にもとても落ち着いています。

肚の存在感が増したのは嬉しいことです。

足半(あしなか)と雪駄の日本人の凄さ

足半や草鞋、下駄、雪駄を履いていたかつての日本人のカラダが想像を絶するものだったことはよく知られていますね。

東大寺の南大門の仁王像の足がどうなっているかを見てみましょう。

仁和寺の仁王門の仁王像の足はどうでしょう?

わかりますでしょうか?

足指の先が地に着いています。

つぎに浮世絵の中の女性はどうでしょう?

引用:和楽web「えっ、真冬も裸足!?浮世絵美女の「雪の日コーデ」は、こんなにもおしゃれ!」渓斎英泉「美女の図」より 国立国会図書館デジタルコレクション

こちらは「生きし世の面影」という本の中のかつての日本人です。

引用:生きし世の面影より

足指の先が裸足でも地に着いています。

その時代の日本にはこんな身体感覚がありました。

引用:生きし世の面影より

あなたは自分の足指をじっくりと観察したことがあるでしょうか?

実は自分の足は自分ではわかりません。

自分では良いようにみてしまうからです。

それに人との比較がありません。

わたしは自分の足の悲惨さに気づいていませんでした。

人に写真を撮ってもらったり、信頼できる治療家に定点観測してもらうことがおすすめです。

現在地を目を逸らさずに見ていくことからスタートですね。

おわりに

今回は足半と雪駄や下駄の効果についてかきました。

といっても、履き方が違えば効果は0かもしれません。

ぜひ、私のいう履き方をお試しになってみてください。

簡単なようで簡単ではないかもしれません。

足半は最初は痛いかもしれませんし、雪駄や下駄は上手くはけないかもしれません。

けれども、そんなに難しいことではないはずなのです。

だって、私たちの先祖である日本人は老若男女全てがそうしていたのですから。

私は死ぬまでに少しでも日本人のカラダを取り戻していきたいとおもいます。

最後までお読みくださりありがとうございます。

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