茶道の身体性を体験した@ときめき和稽古大阪【守伸二郎】先生

和の身体性

こんにちは。ギボンヌです。

2023年7月9日(日)に大阪で開催された守伸二郎先生ときめき和稽古に参加してきました。

この回ではいつものときめき和稽古とは違って、茶道の割稽古や、さらにお茶を立てる体験などをさせていただき、その中で日本人の和の身体性を学ばせて頂きました。

ときめき和稽古はカメカメ企画でのみ定期的に開催されている人気の講座です。

ときめき和稽古で足半を学んだことについてはこちらをご覧ください。

カメカメ企画では他にないものすごいハイレベルな武術の先生をお迎えする講座ばかり開催されています。

なんでもないおばさんのギボンヌも参加できるくらい、とても温かい場があるのがカメカメ企画です。

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私は守伸二郎先生が大好きで、ときめき和稽古はすごい場所だ!といつもため息が出るのですが、その面白さが人に伝えにくいので、一度まとめてみたいと思います。

茶道の身体性を体験した@ときめき和稽古大阪【守伸二郎】先生

茶道の回はめちゃくちゃ貴重で面白い興味深いものでした。

けれども、茶道の回以外でも同じように毎回素晴らしい和の身体性についての学びがあります。

日本人なら知っておくべき、日本人なら思い出すべき身体性を学ぶ場なのです。

ときめき和稽古の守伸二郎先生

ときめき和稽古でご指導してくださるのは、守伸二郎先生です。

香川県から来阪してくださっています。

守伸二郎先生は、呉服屋の店主であり、茶道の師範であり、韓氏意拳の指導者でもあるというとても貴重な存在です。

人は和装界最強の男と呼びます。

和服を知り尽くし、茶道を極め、韓氏意拳をご指導されるレベルまで鍛錬されたという(そういうとご本人はとても謙遜なさると思いますが)すごいかたなのです。

そんなすごい守先生なのですが、いつも偉そうな感じを見せないで、私のような目下の素人にも同じ高さになって丁寧にご指導してくださるのです。

偉そうにしないけど、どうしても滲み出てしまうものってあるじゃないですか。

それすらも見せないのか、私には見えないだけなのか。

私みたいな若輩者ほど偉そうにしてしまいがちなので、そういうところも憧れ学びたいと思うところなのです。

私は守伸二郎先生の指導者として天才的なところはそこにあると思っていますす。

いつもみんなが大笑いできて、誰もがわからなければ質問できるという空気を作ってくださるから、和らいで学びが進むし、各々が進んで学びたくなるのだと思うからです。

是非、多くの日本人に出会ってもらいたい先生なのです。

茶道のお稽古のときは袴をお召しでしたが、片付け後に写真撮影だったので洋服です。

茶道の身体性を体験した@ときめき和稽古大阪

さて、茶道の身体性を体験させていただいたときめき和稽古ではどんなことをしたのか。

まずは茶道の割稽古といって、区切っての稽古をしました。

例えば。

正座をして、襖を開いて、お辞儀をして、立ち上がって、入室して、席に着くまで。

私はこういうお作法ぽいことが苦手なので、正直なところいつもの和稽古より億劫になるのでは?とおもっていたのです。

でも、面白い。

お辞儀の仕方も、カラダが途切れないように身体性が保たれた座礼を段階を追って学びました。

座礼には、「真・行・草」があります。

1番深いお辞儀をする「真」は、私はあるところで習ったものとは全然ちがいました。

「手で三角をつくって、そこに鼻を近づけるようにする」と習った事がありましたが、それではダメでした。

例えば、カラダが途切れた座礼では、上から押さえつけられた時には起き上がることもできなくなります。

身体性が保たれた座礼では、思い切り押さえつけられても起き上がる事ができます。

昭和生まれの私にとって茶道というのは「花嫁修行」とか「女の嗜み」というイメージがありましたが、よく考えてみると違うのです。

有名なところでは千利休という大男が武士との場を茶室に持っていたわけです。

武士ですよ。

茶席で、いきなり押さえつけられたり、斬りつけられたりすることはないでしょうが、元々は武士のものだったのです。

お茶を立てる体験もしましたが、それはもう、スポーツ?という感じがしました。

まとまった身体性が無ければ美味しいお茶を立てることができないのです。

お茶は手首のスナップでたてているように見えたのですが、実はお肚で立てていたのです。

守先生のお点前のシャカシャカはすごい速さでした。

手先ではできないです。

そして、これは着物のほうが再現がしやすいということがわかりました。

そして、「帛紗さばき」というヤツです。

女の子が折り紙をしているような、気持ちでいたのですけど、違いました。

「帛紗さばき」も身体性のお稽古なのでした。

それを稽古しているということがわかりました。

柄杓の置き方も身体性あってこそでした。

こちらも着物を着てお稽古するほうがわかりやすいことがわかりました。

着物の身体性、茶道の身体性は、切り離せないものだということがわかりました。

茶道の身体性を体験した@ときめき和稽古大阪の特異性

ときめき和稽古に参加するまでは名前からして、武術の講座に感じられず、なにをしているものか?という感じでした。

「面白い」「面白い」ということを聞いて、信じて参加してみたらめちゃくちゃ面白かったのですが、今でも説明はしにくいです。

元々、名前の通り、女性向けの講座だったそうですが、男性も参加したいという声が高まって、今のカタチになったそうです。

男女は半々くらいです。

今のカタチ。

茶道の回はほかの茶道を学ぶ場では決して見る事がない雰囲気でした。

私にとって茶道は女比率が高いイメージがありました。

しかも、静かにだまってやるイメージとか、上下関係とか、忖度とか、面倒なイメージばかりあったのです。

けれども、和気あいあいとして、お点前される守先生も解説しながらされていて、質問もしやすいのです。

そして男性が多い事。

その男性も武術をされている人ばかり。

道着の袴で、膝行する、やたら機敏な人がいたり、やたら正座の姿勢が安定感がある人がいたり、お茶を立てるスピードが半端ない人がいたり。

普段の生活では、こういう動きの人を見ないので、とても面白いです。

道着の袴をからげているのをリアルに見ることも、機会は少ないです。

そんな武士みたいな人が茶席にいるのですから、面白いったらないのです。

あれ?茶道はスポーツなのかな?と思ったくらい、身体性が必要なものだと気付かされたのです。

高価な茶器を持ったまま、正座から立ち上がるのにグラグラ立ち上がるのではいけないのです。

スッと立ち上がれなければいけないのです。

足の指が使えていなければできません。

意外とカラダがないとできない動きなのです。

完全に茶道のイメージが変わりました。

そうか、武士がやっていたのか!と。

ときめき和稽古のお茶のお稽古では、ポワーンと武士が座っているようにみえてきたのです。

茶道の身体性を体験した@ときめき和稽古大阪【守伸二郎】先生の凄さ

守伸二郎先生のすごいところは、素人にわかりやすくしてくださるところです。

すごい先生のお話は、すでに身体性が高いかたからすると理解できるのでしょうが、抜け落ちの多い私には理解できそうにないと思うのです。

でも、守伸二郎先生は、噛み砕いてくださったり、こちらからの目線をみてくださるのです。

私は常々、カラダの翻訳者、解説者を探していました。

守先生は私からするとカラダの翻訳者、解説者としては天才だと思っています。

わからない私の痒いところに手が届く貴重な先生なのです。

おわりに

今回は守伸二郎先生のときめき和稽古@大阪での茶道の身体性を体験したことについてまとめました。

和の身体性については、驚く事ばかりです。

かつて日本にやってきた外国人が日本人の身体性に驚いていたことは頷けるのです。

日本人である私はこれを一つでも思い出したい、学びたいと思うのです。

そして、沢山の日本人に和の身体性を取り戻してもらいたいと思うのです。

是非、守伸二郎先生に出会って、ガツガツ質問してみてください。

面白い体験ができます。

最後までお読みくださりありがとうございます。

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