こんにちは。ギボンヌです。
先日、大阪で開催された守伸二郎先生の「ときめき和稽古」(カメカメ企画)に参加してまいりました。
めちゃくちゃ面白いときめき和稽古。
そこで、守先生に「おすすめの足半(あしなか)」について質問したところ教えていただけたので、早速注文して試しました。
それについて守先生のご指導もあって、大きな気づきと衝撃があったのです。
今回はその気づきも合わせてこの「足半(あしなか)」についてレポートしたいと思いました。
なぜならね、「足半がいい」という話はよく聞きますけど、ネット上にはまともな足半じゃないものが販売されていたり、間違えた履き方の写真があったりするわけですよ。
正しい履き方がわかったとしてね、それでどうなの?って感じなんですよ。
なんでそうなの?って。
その辺りを、伝わるかどうかわからないですけど、書いてみたいと思います。
足半(あしなか)のおすすめ通販は?効果と間違いやすい履き方問題についてのレポート
今回、足半(あしなか)を試す上で大事だったのは、「ときめき和稽古」でご指導いただいている守伸二郎先生のご指導があってのことだということです。
ちなみに守伸二郎先生のことが私は大好きなんですけれども。
ご紹介しますね。
守伸二郎先生は呉服屋の主人でお茶の先生で韓氏意拳の指導者をされています。
つまり、和のカラダづかいの達人といえると思います。
なかなかこのような存在はおられないので「ときめき和稽古」はとても貴重な稽古です。
人は守伸二郎先生のことを「和装界最強の男」と呼びます。
その守先生におすすめの足半をお聞きしました。
足半(あしなか)のおすすめ通販は?
守先生のおすすめの足半は「足半屋」さんの足半です。
守先生もお店で扱っておられたものです。
守先生にお尋ねしたところ「Amazonの足半屋さんから買ってください」ということでした。
下記のリンクの裏にゴムの底が貼っている竹皮を使ったタイプがおすすめしていただいたものです。
足半草履・女性用(鼻緒はおまかせ)テレワーク対策 NHK 偉人たちの健康診断【足半屋】
足半草履・男性用(鼻緒はおまかせ)テレワーク対策 NHK 偉人たちの健康診断【足半屋】 26.0 cm
男性用と女性用があります。
鼻緒の色は、ランダムに選んでくれる感じです。
※足半の注文が増えてすぐに在庫切れになったりしているようなので、見つけたらラッキーです。「足半屋」さんのTwitterをフォローしておくと再販の時期のお知らせをみることができますよ。
売り切れ続出の理由は魔女トレの西園美彌先生の鶴の一声でした。
私のはこんな可愛い感じです。
竹でしっかりと編み込まれていて裏にはゴムが付けられています。
これは職人の技です。
お値段はそれなりですが、とても丈夫なので長く使うことが出来そうなのでコスパはいいと思いました。
24センチの足で女性用がちょうどイイ感じです。
しっかり握り込めて、踵を床に着くことができます。
足半(あしなか)の間違いやすい履き方問題
上に書いたのですけど、足半って履き方が勘違いされていることがとても多いですよね。
買ってみて、「これは足半じゃないな」というものだったりもしました。
販売する人がまず足半をわかっていなかったりもします。
足半の履き方は次の通りです。
- 踵を地面につける
- 足指を握り込む(指先が地面につく感じに)
よく見るのはこんな感じ。
- 足指が草履からはみ出ないで真っ直ぐに伸びている。(前が長い)
- 踵がはみ出ない大きさ。(後ろが長い)
- 踵を上げるスリッパのように履いている
足半を試す場合には、本当の足半の意味をわかって選びたいものだと思います。
足半(あしなか)の効果は?
次に足半の効果についてレポートしたいと思います。
足半を試してみようと思ったのは、守伸二郎先生のご指導が先にあったからです。
それは「足指のかたちとカラダのまとまり」についてのご指導でした。
二つの写真があります。
どちらがカラダがまとまり、反応がよく、チカラが発揮できる足だと思いますか?
これは、下の写真の「ラッセル車」のような形の足ほうがカラダの纏まりがよく、反応よく、チカラが発揮されやすくなります。
上のはみるからに踏ん張っているのですが、チカラは発揮されにくい足です。
それはカラダでテストするとわかるのです。
私の足は前者でした。
つい、ギュッと力んでしまいます。
それで踏ん張れると頭が信じていたのだと思います。
でも、違いました。
チカラの発揮?反応の良さが全然違ってきます。
これ、試してみてください。
意図的に上の写真の足と、下の写真の足を真似して立つのです。
それで、誰かに肩を横から押してもらってください。(突き飛ばさないように!)
押した側も押された側も感じることができると思います。
私はその日から「ラッセル車の足」の稽古をして生活をすることにしました。
こういうとき、私は常にマンサンダルか裸足で生きているので、稽古やり放題です。
シューズの人はいつでもとはいかないかな。
ラッセル車の足の稽古をしていると、劇的にカラダが楽に動くのです。
踏ん張りもききますし、チカラもはいります。
少し前に腰をギックリいっていたのですけど、その稽古をしていたら、布団の上げおろしも、しゃがんでのお掃除もまったく問題なくできるようになりました。
驚きでした。
なぜなら、私は足の指が曲がっていたことを改善しているほうだったので、「足指はしっかり伸ばす」ことが、いいとおもっていたからです。
歩く時も走る時も、足指を伸ばすように意識していたほどです。
なんでこんな事をみんな教えてくれないの?
なんでこんな大事なことを日本人は忘れてしまったの?
と思いました。
とてもわかりやすいご指導をしてくださった守先生に感謝しかありません。
「ラッセル車の足」の稽古をして、そこで、登場するのが足半です。
ときめき和稽古の日に注文したら翌日には家に届いたので、すぐに家の中で試しはじめまひた。
足半屋さんの足半は気持ちよく足指が握り込めて、踵も床に着きます。
それで気づいたのは、この足半を履いて握り込んでいると、あのラッセル車の足がしやすくなるのです。
足半を履いていると、スッと足指先が地面にむかってくれるのです。
あの変な力みが消えてくるのです。
実は私はかつてX脚や扁平足、外反母趾に浮指と、足には問題が沢山ありました。
魔女トレとマンサンダルで足指が機能し始めて、寝ていた小指も起きて指が構造なさって、真っ直ぐにのびるようになりました。
それのおかげで私はラッセル車の足のカタチができるようになりました。
でも、5年前くらいには、あのカタチをしろと言われても親指先が地面に着くことができませんでした。
だってこんなに親指が浮いていたのですから。
今の足になったから、ようやくわかる事なのかもしれませんけど。
あの時のような浮指の足でも足半を履いていると、ラッセル車の足にしてゆけるようになるのではないかとも思います。
足指先を地面につけることの効用をもっと早くに教えて欲しかった!
なんで教えてくれないの?
と思ってしまいましたが、浮指X脚の私では理解できなかったかもしれません。
だから、足半がいいよ!と思います。
目的は昔の人のようにしっかり握れる足指になることだと思います。
これはよく考えるとバレエも同じことをチカラにしていると思いましたし、クライミングのシューズも同じことをしていると思いました。(クライミングのシューズは握った形で履くと聞きます)
つまり、チカラが伝わるカラダの構造だという事だと思います。
足半とラッセル車の足の稽古は本当に衝撃的だと思いました。
草履で鼻緒をギュッとつまむ時にラッセル車の足にすることを日本人はしてきたのです。
だから、女の人でも60キロの俵を担げたりしたのだと思います。
いかにカラダを使えていないかを考えさせられます。
【追記1】
その後ある方から教えていただいたのは、鮎釣りで川に入る時は昔は足半を履いていたのだそうです。(ゴムが貼っていないもの)
滑りやすい石がゴロゴロした川でもカラダの真ん中に立てそうですし、鮎がヒットしたときの反応も良さそうですね。
【追記2】
その後、ときめき和稽古に参加した時にさらに教えていただきました。
足半は思ったよりしっかり握ったほうがいいのだそうでした。
私の足半、足半とラッセル車の稽古をし始めてからすごく肉厚になったようです。いつも治療をお願いしている辻先生によると。
おわりに
今回は足半(あしなか)について、これは黙っていられないと思って書くことにしました。
熱くかたっても伝わらないだろうと思いつつ。
でも、死ぬまで動ける日本人でありたいと思うし、そういう人が増えていってほしいと思うのです。
人生、最後まで自分で動いて楽しみたいじゃないですか。
そして、私たちが日本人でありながら先人たちのことをわからずにいることが情けなくなったこともあります。
微かでも伝えていくことをしなくてはいけないと思ったのです。
ラッセル車の足を、靴に飼い慣らされたままでは突然できないとは思います。
でも、足半を日常に取り入れることは誰でもできると思います。
【追記】足首の捻挫を繰り返している人は、履いて歩くとさらに痛める可能性があると思います。座った状態で履いて握ってみるとか、その上で足の屈伸運動をとりいれてみるとか、カラダの状態によって強度を変えて取り入れるといいと思います。(前記事にご質問があったので追加しました。
本来の日本人のカラダを取り戻す人が増えるとこを祈っています。
大阪で開催されている守伸二郎先生の「ときめき和稽古」はそんな貴重なことを伝えていただける貴重な機会なので、ぜひ多くのかたに体験していただきたいと思っています。
最後までお読みくださりありがとうございます。
コメント